第9回里山整備事業(ロータリー財団地区補助金活用)報告書

 令和7年11月17日、岩美町立岩美北小学校の5年生36名と教師4名、さらに鳥取県東部森林組合の皆さま6名、そして鳥取北ロータリークラブから12名が参加し、岩美町・長谷の皆伐地に「少花粉杉」の苗木200本を植栽いたしました。

今回植えた「少花粉杉」は、雄花をほとんど付けない、あるいは全く付けないため、花粉の飛散が極めて少ないという特徴をもつ品種です。
花粉症の原因として知られるスギ花粉への対策として、今、全国でも注目されている木です。

当日は、参加した児童のみなさんが植栽の方法を学び、一本一本ていねいに苗を植えました。
植え終わった後には、自分の名前を書いた竹の札を打ち込み、成長を見守る気持ちを込めました。

閉会式では、児童代表から力強い挨拶があり、環境保全活動をこれからも続けたいという思い、そして岩美町の豊かなものづくりを支える森とのつながりについて述べてくれました。

また、記念品として、東部森林組合と鳥取北ロータリークラブから、木製のゲーム『モルック』が各クラスに1セットずつ贈呈されました。
木の温もりに触れながら楽しめる素晴らしい贈り物となりました。

今回の経験を通して、子どもたちが森林の働きを理解し、地域の環境保護に関わっていく大切さを学んでくれたことと思います。
これからも、こうした活動を継続し、未来の岩美町を支える豊かな森づくりに取り組んでまいりたいと考えております。